不妊治療⑪ -4周目 胚盤胞移植

これまでの流れ

2020年8月 不妊専門クリニックで基本検査 →異常なし
2021年4月~ タイミング治療 →陰性
2021年10月~ 人工授精4回 →陰性

体外受精にステップアップ

2022年1月 採卵 1個→凍結1個(6日目胚盤胞 4aa)
2022年3月 第1回胚移植 ホルモン周期→陰性
2022年4月 採卵 2個→凍結1個(5日目胚盤胞 3aa)
2022年6月 第2回胚移植 ホルモン周期→一応着床するも陰性
2022年7月 採卵 7個→凍結3個(5日目胚盤胞 4ab、6日目胚盤胞 4ab、6日目胚盤胞 4ab)
2022年9月 第3回胚移植  自然周期→陰性
2022年10月 ERA検査と子宮フローラ検査→問題なし

 

2022年11月、4回目の胚盤胞移植をホルモン周期で実施することになった。
自然周期でも陰性だったので、ホルモン周期に戻した。
今回は胚盤胞凍結してあるので、採卵しなくてよいのがとても楽だった。
移殖日は11月24日、奇しくも私が敬愛するラルクアンシエルyukihiro先生のご生誕の日であった……。
いつものように前日まで飲酒し、6日目胚盤胞(4ab)を移植してもらった。

 

そしてこのときの移植で、私は妊娠するのである。

 

当時の時の様子を自分のための備忘録として書き記しておくとともに、
検査薬の写真も一応撮影したのでこの先に載せる。(ご了承ください)

BT4 夕方、お腹が痛いような気がする
BT5  うっすら線が見える。前よりも濃い。左の胸が痛い気がする。
BT6 うっすら線が濃くならない。夕方、ウーマンチェックで検査するもやはりうっすら。
BT7 クリアブルーでうっすら。ずっとうっすら。検査薬が違うから比べられない。午後、お腹が吊るように痛む。
BT8 Pチェックで薄く陽性。判定日のため病院で血液検査。数値105で陽性。
  (検査薬の説明には30以上と書いてあった気がするのだが、105でもうっすらなんだなと思った)

妊娠検査薬



というわけで私は4回目にして、陽性判定を言い渡された。
正直、これまでは何がだめで、今回はなにがよかったのか、よくわからない。
6日胚盤胞は5日目に比べて妊娠率が少し下がるし、ランクもこれまでより悪かったのに今回は着床した。
神様が決めたタイミングなのだろう、としか言えない。そして私の年齢の妊娠率25%というのは本当だった。

 

ただし、陽性判定が出ても手放しでは喜べなかった。
これまで何度もだめだったので、本当にちゃんと着床しているのか? 卵管に着床していたらどうしよう。
ちゃんと心拍確認まで行けるのか? ちゃんと大きく育ってくれるのか?
出血することもあり、
心配で心配で、親にも友人にもすぐには言えなかった。
(先生に相談しても、初期の出血はよくあることなので心配しなくてもいいですよーくらいだったが)
不妊治療でようやくたどり着いたゴールは、不安いっぱいの妊娠生活のスタートであった。
なんだか「結婚はゴールじゃない」とかいうのに似ている。

 

4回目の移植にかかったお金は91855円。採卵がないぶん、かなり安かった。

 

余談だが、4回目の移植では赤ちゃんや子どもの夢を全く見なかった。
私のお腹に着床してくれた命は、私とはまったく別の個人として存在しているのだなと思った。